コンカフェのカウンター寸法とスタッフ動線|設計前に確認するポイント

更新日:2 日前
コンカフェのカウンターは、店舗の印象と売上、スタッフの働きやすさを左右する中心設備です。見た目を優先して狭くすると、提供や洗浄が遅れ、営業中の接触が増えます。
この記事では株式会社賽が、寸法の考え方を解説します。
カウンター寸法の一般的な計画目安
項目 | 計画初期の目安 | 確認事項 |
天板高さ | 約900~1,050mm | 椅子高さ・接客スタイル |
天板奥行き | 約400~600mm | 皿・グラス・荷物・設備 |
1席の幅 | 約550~650mm以上 | 椅子幅・隣席との距離 |
カウンター内作業幅 | 約800~1,200mm | 設備の扉・すれ違い |
背面設備を含む作業帯 | 機器奥行き+通路を加算 | 冷蔵庫・シンク・棚 |
これは一律の法定寸法ではなく、計画初期の目安です。バリアフリー、避難、営業許可、建物条件など、適用される基準を個別に確認します。

高さを決める方法
カウンター高さは、椅子座面との差尺を考えます。高すぎると食事しにくく、低すぎるとスタッフ側の作業面や機器が見えやすくなります。
食事中心なら安定して皿を置ける高さ、会話とドリンク中心なら接客距離を考えた高さを検討します。実際の椅子と天板高さを仮置きして確認すると安心です。
奥行きを決める方法
グラスだけか、プレート料理やチェキファイルも置くかで必要奥行きは変わります。手荷物やスマートフォンの置場も想定します。
天板下へ冷蔵庫などを納める場合は、機器寸法、配線、給排水、放熱、メンテナンス空間を含めて設計します。
1席あたりの幅
席数を増やすため幅を狭めると、隣席との距離が近くなり、椅子の出入りや接客がしにくくなります。衣服、小物、荷物の量も考慮し、実際に椅子を並べた状態で検証します。
固定椅子にするか移動式にするかでも使い勝手は変わります。
カウンター内の作業幅
重要なのは、人が立てる幅ではなく、営業できる幅です。
冷蔵庫の扉を開ける
製氷機から氷を取る
トレーを持って通る
2人がすれ違う
シンクで洗浄する
在庫を補充する
これらが同時に起こる場面を想定します。扉を開けると通路を完全にふさぐ配置は避けます。
直線・L字・コの字の違い
直線型
見通しがよく、細長い物件へ納めやすい形です。端から端までの移動距離が長くなるため、製氷機や冷蔵庫を分散する場合があります。
L字型
接客範囲をまとめやすく、角を演出にも使えます。内角部分の収納や席の使い方を検討します。
コの字型
多方向で接客しやすく、中央を作業場にできます。一方、出入口が限られるため、スタッフの避難・出入りと設備搬入を確認します。
設備配置は作業順で決める
ドリンクなら「注文→グラス→氷→飲料→仕上げ→提供」、洗浄なら「下げる→予洗い→洗浄→水切り→収納」という順番を図面へ落とします。
頻繁に使う冷蔵庫・製氷機・グラスは接客位置の近くへ置き、補充用在庫や清掃用品は動線外へ分けます。
お客様動線と交差させない
カウンターへの出入口が会計やトイレ動線と重なると混雑します。配膳口、スタッフ出入口、レジ、撮影場所を離し、ピーク時の動きを想定します。
床の段差、配線、開き戸も転倒や衝突の原因になるため確認します。
見せる部分と隠す部分
ボトル棚やグラスは演出として見せ、洗剤、ごみ、段ボール、配線は収納します。客席からの目線高さを図面だけでなく立面図で確認します。
手元を隠しすぎる腰壁は接客を妨げることがあるため、作業性とのバランスを取ります。
賽がカウンター設計で確認すること
席数と椅子寸法
接客人数と距離感
提供メニューと作業工程
冷蔵庫、製氷機、シンク、POS
グラス・ボトル・消耗品の収納量
スタッフ同士のすれ違い
配膳、下げ膳、洗浄の動線
給排水・電源・放熱・点検
客席から見える範囲
将来の機器交換経路
設備仕様が確定する前にカウンターを製作せず、機器図と現場寸法を照合します。
FAQ
1席550mmあれば必ず大丈夫ですか?
目安の一つですが、椅子、客層、荷物、接客方法で変わります。実寸での検証が必要です。
既存カウンターを再利用できますか?
高さ、奥行き、強度、設備、動線が合えば可能です。表面材や腰壁だけを変更する方法もあります。
カウンターだけの造作も依頼できますか?
はい。既存設備との取り合いや電気・給排水を確認してご提案します。
まとめ
コンカフェのカウンターは、寸法表だけでは設計できません。椅子、接客、設備、扉の開閉、スタッフ人数を組み合わせ、営業中の動きで判断します。
株式会社賽では、カウンター造作から厨房・設備・内装まで一括で全国対応しています。
※記載寸法は一般的な計画目安です。関係法令・物件条件を確認して個別に設計してください。
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