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居酒屋の内装費用はいくら?坪数・物件別の相場と厨房設備工事

執筆者の写真: 株式会社 賽
株式会社 賽
4 日前
読了時間: 13分

更新日:1 日前


居酒屋を開業するとき、特に気になるのが内装工事と厨房設備にかかる費用です。

居酒屋の内装費用は、単純に「店舗面積×坪単価」だけでは決まりません。


同じ20坪の物件でも、スケルトン物件か居抜き物件か、提供する料理、厨房機器の数、排気ダクトの経路、ガス・電気容量などによって、必要な工事と費用は大きく変わります。

また、見積書に厨房機器、空調、看板、消防設備、設計費などが含まれているかによっても総額は異なります。

本記事では、居酒屋の内装費用と坪単価の目安、工事費を左右する設備、見積りで確認したいポイントを、店舗内装・設備工事を行う株式会社賽が解説します。

居酒屋の内装費用はいくらかかる?

近年公開されている飲食店の内装費用情報を見ると、居酒屋をスケルトン物件からつくる場合、坪単価40万~90万円前後を一つの参考目安とする例があります。

厨房設備、排気ダクト、空調、内装の仕上げなどにこだわる場合は、坪単価90万円を超えることもあります。

一方、既存の厨房・設備を利用できる居抜き物件では、工事範囲を抑えられる可能性があります。

物件状態別の参考目安

物件・工事の状態

坪単価の参考目安

居抜き・既存設備を多く活用

約20万~50万円/坪

スケルトンから標準的な居酒屋を新設

約40万~90万円/坪

厨房・排気・設備や内装にこだわる店舗

約70万~100万円以上/坪

既存店舗の部分改装

工事範囲により個別見積り

※上記は一般的な参考目安です。厨房機器、設計費、消費税などの扱いは見積りによって異なります。


坪数別の内装費用シミュレーション

坪単価40万~90万円で単純計算した場合、スケルトン物件から居酒屋をつくる費用は次のようになります。

店舗面積

内装・設備工事の参考目安

10坪

約400万~900万円

15坪

約600万~1,350万円

20坪

約800万~1,800万円

30坪

約1,200万~2,700万円

ただし、小規模店舗でも厨房、分電盤、給湯器、空調、トイレなど一定の設備が必要です。そのため、店舗面積が小さいほど坪単価が高くなる場合があります。

また、厨房機器を新品で揃えるか中古品を利用するか、家具や看板を含むかによっても総額は変わります。

居酒屋レイアウトイメージ

坪単価は物件比較の参考として利用し、正式な予算は現地調査と見積りで確認しましょう。


居酒屋の内装費用を構成する工事

居酒屋の内装・設備工事には、主に次の項目があります。

  • 設計・デザイン

  • 解体・撤去工事

  • 壁・床・天井工事

  • 客席・個室・カウンターの造作

  • 厨房区画工事

  • 厨房機器

  • 給排水・給湯工事

  • ガス設備工事

  • 電気・照明工事

  • 換気・排気ダクト工事

  • 空調設備工事

  • トイレ・手洗い工事

  • 消防設備工事

  • 看板・サイン工事

  • 廃材処分・クリーニング

どの項目に費用がかかるかは、提供するメニューと物件の状態によって変わります。


① 設計・デザイン費

居酒屋の設計では、店舗の雰囲気だけでなく、厨房と客席の使いやすさを考える必要があります。

  • カウンター席・テーブル席・個室の配置

  • 厨房機器の位置

  • 配膳・片付けの動線

  • ドリンク場

  • 食材・酒類の収納

  • 給排水・ガス・電気設備

  • 換気・排気ダクト

  • 空調

  • 保健所・消防関係の基準

  • 避難経路

内装デザインと厨房設備を別々に考えると、厨房機器と配管位置が合わない、ダクトが客席を横断するといった問題が起こる可能性があります。

店舗全体を一つの計画として設計することが重要です。

② 解体・撤去工事費

既存の壁、床、天井、厨房機器、配管などを撤去する費用です。

居抜き物件でも、既存レイアウトが希望に合わなければ解体工事が必要になります。

費用へ影響する項目は次のとおりです。

  • 解体する面積

  • 厨房機器の撤去

  • 排気ダクトの撤去

  • ガス・給排水配管の撤去

  • 床や壁の下地補修

  • 廃材の量

  • 搬出経路

  • 工事可能な時間帯

  • アスベストなどの事前調査

解体後に配管や下地の劣化が判明し、追加工事が必要になる場合もあります。

③ 厨房機器・厨房区画工事費

居酒屋では、提供メニューに応じて次の厨房機器を検討します。

  • 冷蔵庫・冷凍庫

  • コールドテーブル

  • シンク

  • 手洗い設備

  • 作業台

  • ガスコンロ・IH

  • フライヤー

  • 焼き台

  • オーブン

  • 電子レンジ

  • 食器洗浄機

  • 製氷機

  • 給湯器

  • 排気フード

  • ビールサーバー

  • 食器・食材収納

厨房機器の本体価格だけでなく、運搬、搬入、設置、電気・ガス・給排水への接続費も必要です。

中古機器を利用すると購入費を抑えられる可能性がありますが、年式、保証、故障、容量、設置条件を確認しましょう。

④ 給排水・給湯工事費

居酒屋では、シンク、手洗い、食器洗浄機、製氷機、厨房機器、トイレなどで水を使用します。

費用に影響する条件は次のとおりです。

  • 既存給排水管の位置

  • 厨房までの距離

  • 配管の口径

  • 排水勾配

  • 床下の配管スペース

  • コンクリート床の掘削

  • 給湯器の新設・交換

  • グリストラップの有無

  • トイレの移設

  • 配管の劣化・詰まり

厨房を既存の給排水位置から遠くへ移動すると、床上げや配管延長が必要になり、費用が増える可能性があります。

物件契約前に希望する厨房位置へ配管できるか確認しましょう。

⑤ ガス設備工事費

ガスコンロ、フライヤー、焼き台、給湯器などを使用する場合は、必要なガス容量を確認します。

既存のガス配管があっても、希望する厨房機器を同時に使用できるとは限りません。

確認する項目は次のとおりです。

  • 都市ガス・プロパンガスの別

  • ガスメーターの容量

  • 配管の口径

  • 厨房機器の必要ガス量

  • 給湯器の使用量

  • ガス機器を同時に使用できるか

  • 配管を増設できるか

  • 建物側の工事条件

ガス容量を増やせない場合は、一部の機器を電気式に変更する方法もありますが、その場合は電気容量の確認が必要です。

⑥ 電気・コンセント工事費

居酒屋では、冷蔵庫、製氷機、食器洗浄機、電子レンジ、空調、照明、POSレジなどを同時に使用します。

厨房機器によっては、単相200Vや三相200Vなどの電源が必要です。

  • 物件全体の電気容量

  • 分電盤

  • 既存回路

  • 厨房機器の電圧・消費電力

  • 専用回路

  • コンセントの位置

  • 空調・照明を含む同時使用量

  • 容量を増やせるか

コンセントが設置されていても、回路や容量が合わなければ機器を使用できません。

厨房機器の購入前に仕様を確認しましょう。

⑦ 換気・排気ダクト工事費

居酒屋では、厨房の煙、熱、油、蒸気、臭いを排出する設備が重要です。

特に揚げ物、焼き物、炭火調理を行う場合は、調理内容に合った排気能力が必要になります。

排気ダクト工事の費用は、次の条件によって大きく変わります。

  • 調理内容と必要な排気量

  • フードの大きさ

  • 厨房から排気口までの距離

  • ダクトの太さと長さ

  • 建物の外壁や屋上まで通すか

  • 防火ダンパーなどの設備

  • 臭い・油煙対策

  • ダクト清掃のしやすさ

  • 給気設備

  • 建物や近隣への影響

排気だけを強くして給気が不足すると、扉が開きにくくなったり、空調効率が下がったりする場合があります。

排気と給気を一緒に計画することが重要です。

⑧ 空調設備工事費

厨房機器、照明、お客様、スタッフから発生する熱によって、営業中の店内温度は上がります。

内見時に空調が効いていても、満席時や厨房稼働時には能力が不足する可能性があります。

  • 店舗面積

  • 席数

  • 厨房の発熱量

  • 排気量

  • 天井高

  • 入口の開閉

  • 客席と厨房の区画

  • 室外機の設置場所

  • 既存空調の年式・能力

これらを確認し、必要な空調能力を検討します。

既存空調を残す場合も、動作状況と交換時期を確認しましょう。

⑨ 客席・カウンター・個室の造作費

居酒屋の内装では、次のような造作工事が発生します。

  • カウンター

  • ベンチ席

  • テーブル席

  • 個室・半個室

  • 間仕切り

  • ボトル棚

  • 配膳台

  • 収納

  • レジカウンター

造作の形状、素材、仕上げによって費用が変わります。

個室を増やす場合は、造作費だけでなく、空調、換気、照明、消防設備にも影響することがあります。

⑩ 床・壁・天井の仕上げ費

飲食店では、デザインだけでなく耐久性や清掃性も重要です。

厨房では、水、油、熱、汚れに対応できる仕上げを選びます。

客席では、店舗コンセプトに合わせながら、汚れにくさ、傷への強さ、清掃・交換のしやすさを考えます。

店舗全体を高価な材料で仕上げるのではなく、お客様の目に入りやすい入口、カウンター、正面壁などへ重点的に予算を配分する方法もあります。

⑪ トイレ・消防・看板工事費

トイレの移設・新設は、給排水や換気を伴うため、費用が大きくなる場合があります。

消防設備についても、店舗の用途、面積、収容人数、建物全体の条件によって追加・移設が必要になる可能性があります。

看板は、本体だけでなく電気配線、高所作業、建物への固定、屋外広告物に関するルールなどを確認します。

スケルトン物件と居抜き物件の違い

スケルトン物件

内装や設備がほとんどない状態から店舗をつくります。

メリット

  • レイアウトの自由度が高い

  • コンセプトを表現しやすい

  • 厨房・客席を営業方法に合わせられる

  • 新しい設備を導入できる

注意点

  • 給排水・ガス・電気・空調などの新設費がかかる

  • 排気ダクト工事が必要

  • 工事期間が長くなりやすい

  • 開業予算が大きくなりやすい

居抜き物件

前テナントの厨房、客席、空調、配管などが残っている物件です。

メリット

  • 既存設備を活用できる可能性がある

  • 工事費を抑えられる場合がある

  • 工期を短縮できる可能性がある

注意点

  • 厨房機器が故障している場合がある

  • 配管やダクト内部の状態が分かりにくい

  • 希望するメニューに設備が合わないことがある

  • レイアウト変更に解体費がかかる

  • 空調や給湯器の交換時期が近い場合がある

  • 消防・保健所関係の追加工事が必要になることがある

居抜き物件でも、既存設備をほとんど使用できなければ、撤去費を加えたうえで新設工事が必要になります。

「居抜きだから安い」と決めつけず、契約前に設備の状態を確認しましょう。

居酒屋の内装費用が高くなりやすい物件

次の条件に該当する物件は、工事費が高くなる可能性があります。

  • 排気口までのダクト経路が長い

  • 屋上まで排気ダクトを延ばす必要がある

  • ガス・電気容量が不足している

  • 厨房と既存排水管の距離が長い

  • 床上げ・コンクリート工事が必要

  • グリストラップを新設する

  • トイレを移設・新設する

  • 空調設備をすべて新設する

  • 厨房機器をすべて新品で揃える

  • 個室・造作家具が多い

  • 解体範囲が広い

  • 夜間や短時間しか工事できない

  • 搬入経路が狭い

  • 消防設備の追加が必要

家賃が安くても、設備工事を含めると総額が高くなることがあります。

物件は家賃と立地だけでなく、開業までに必要な工事費を含めて比較することが重要です。

見積書で確認したいポイント

工事範囲が同じか

見積りを比較する際は、次の項目が含まれているか確認します。

  • 設計・デザイン

  • 解体・撤去

  • 内装仕上げ

  • 厨房機器

  • 給排水・給湯

  • ガス

  • 電気・照明

  • 換気・排気ダクト

  • 空調

  • 消防設備

  • トイレ・手洗い

  • 看板

  • 家具・什器

  • 廃材処分

  • クリーニング

  • 諸経費

  • 消費税

厨房機器の接続費が含まれているか

厨房機器本体が含まれていても、搬入、設置、電気・ガス・給排水接続が別途になる場合があります。

別途工事が明記されているか

見積りに含まれない工事と、解体後に追加となる可能性がある項目を確認します。

支払条件と工期が明確か

着手金、中間金、完成時の支払いなど、支払時期を確認します。追加変更工事を行う際の承認方法も決めておきましょう。

居酒屋の内装費用を抑える方法

① 物件契約前に現地調査を行う

費用を抑えるうえで最も重要なのが、希望する営業に合った物件を選ぶことです。

給排水、ガス、電気、排気ダクト、空調を確認し、契約後に大規模な追加工事が発生するリスクを抑えます。

② メニューと厨房機器を早めに決める

メニューを決めると、必要な火力、排気量、機器、収納を具体化できます。

必要以上に大きな厨房機器を導入せず、営業規模に合った設備を選びましょう。

③ 利用できる居抜き設備を残す

状態のよい厨房機器、配管、ダクト、空調、トイレなどを利用できれば、工事費を抑えられる可能性があります。

ただし、動作、年式、容量、清掃状態を確認してから判断します。

④ 予算をかける場所に優先順位を付ける

入口、看板、カウンター、客席の正面壁など、印象に残る場所へ予算を配分します。

厨房や設備の性能を削るのではなく、内装材や造作の範囲を調整するほうが、開業後の営業への影響を抑えられます。

⑤ 既製品と造作を使い分ける

すべての家具を造作せず、テーブルや椅子などに既製品を使用することで費用を調整できます。

⑥ 内装と設備工事を一括管理する

内装、厨房、給排水、電気、ガス、空調を別々に発注すると、工事範囲の重複や連携不足が起こる可能性があります。

一つの窓口で管理することで、図面と設備の整合性を確認しやすくなります。

削減しすぎないほうがよい工事

予算を抑える場合でも、次の部分は営業・安全性・衛生管理に直結します。

  • 給排水・漏水対策

  • 排気・給気設備

  • ガス配管

  • 電気容量・専用回路

  • 空調

  • 消防設備

  • 厨房の防水・清掃性

  • 保健所の施設基準に関係する設備

表面の装飾は後から変更できますが、床下の配管や天井裏のダクトを営業後に変更すると、休業や大規模工事が必要になる場合があります。


居酒屋の内装・厨房・設備工事は株式会社賽へ

株式会社賽では、居酒屋の店舗レイアウト、内装、厨房、設備施工まで一括して対応しています。

対応できる主な工事

  • 物件探し、契約前の現地調査

  • 店舗レイアウト・内装デザイン

  • 解体・撤去工事

  • 客席・カウンター・個室の造作

  • 厨房区画・厨房機器の設置

  • 給排水・給湯工事

  • ガス設備工事

  • 電気・照明工事

  • 換気・排気ダクト工事

  • 空調設備工事

  • トイレ・手洗い設備工事

  • 消防設備に関する工事

  • 看板・サイン工事

  • 居抜き店舗の改装

  • 開業後の修理・設備対応

内装業者、厨房業者、電気業者、給排水業者、空調業者を別々に手配する必要がなく、店舗づくりに必要な工程を窓口一つで管理できます。

見た目だけでなく、調理、配膳、ドリンク、洗浄、収納までの動線を確認し、開業後に使いやすい居酒屋をご提案します。


まとめ|坪単価だけでなく厨房・設備を確認しましょう

居酒屋の内装費用は、店舗の坪数だけでは決まりません。

  • 厨房機器

  • 給排水

  • ガス容量

  • 電気容量

  • 排気ダクト

  • 空調

  • 消防設備

  • 客席・個室の造作

  • 物件の既存設備

これらの条件によって大きく変わります。

坪単価は初期検討の参考になりますが、正式な予算を決める際は、物件契約前に現地調査と見積りを行うことが重要です。

居酒屋の開業・移転・改装をご検討の方は、株式会社賽まで物件資料や図面をお送りください。内装・厨房・設備工事の視点から物件を確認し、ご予算と営業計画に合わせた店舗づくりをご提案します。


よくあるご質問

Q. 居酒屋の内装費用は坪単価だけで分かりますか?

坪単価は概算の参考になりますが、正式な費用は厨房機器、給排水、ガス、電気、排気、空調、既存設備などを確認しなければ算出できません。

Q. 居抜き物件なら必ず安くなりますか?

既存設備を再利用できれば費用を抑えられる可能性があります。ただし、撤去や交換、配管・ダクト変更が多い場合は、スケルトン物件に近い費用になることもあります。

Q. 厨房機器も見積りに含められますか?

提供メニューと希望する機器を確認し、本体、搬入、設置、電気・ガス・給排水接続などの施工範囲を整理します。

Q. 物件契約前でも概算見積りを依頼できますか?

はい。物件資料、図面、写真、提供予定メニューなどをもとに確認します。正確な見積りには現地調査が必要です。

Q. 予算に合わせて工事内容を調整できますか?

必要な厨房・設備を確保したうえで、既存設備の活用、材料、造作範囲などの優先順位を整理してご提案します。

Q. 大阪以外でも居酒屋工事を依頼できますか?

はい。株式会社賽では、大阪を拠点に全国の店舗内装・設備工事へ対応しています。所在地、工事内容、開業時期などを確認して対応方法をご案内します。

※掲載している費用は一般的な参考目安です。実際の金額は、地域、物件状態、店舗面積、設計内容、調理方法、厨房設備、材料価格、工事条件などによって異なります。消費税、設計費、厨房機器、家具、物件取得費などが別途必要になる場合があります。正式な費用については、現地調査と個別見積りをご確認ください。

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