鉄板焼き屋の厨房・カウンターレイアウト|排煙と職人動線

鉄板焼き屋のレイアウトでは、職人の調理を見せながら、排煙・給気・熱・油はねを制御する必要があります。カウンター寸法、裏厨房、配膳、洗浄、収納の考え方を解説します。
3つの動線を分ける
職人動線:冷蔵、下処理、鉄板、盛り付け
サービス動線:ドリンク、料理提供、下げ膳
お客様動線:入口、席、トイレ、会計、出口
鉄板背後にすべてを集中させず、補助スタッフが職人の作業を横切らない配膳口を設けます。
カウンター寸法の考え方
項目 | 計画目安 | 確認内容 |
1席の幅 | 約600~750mm | 皿数、肘、荷物 |
客用天板奥行き | 約400~600mm | コース、飲料 |
職人側作業幅 | 約900~1,200mm以上を検討 | 機器扉、すれ違い |
鉄板との距離 | 機器仕様から決定 | 熱、油はね、提供 |
目安であり一律の法定値ではありません。鉄板メーカー、椅子、避難・設備条件と合わせて決めます。
鉄板とフード
鉄板中心とフード中心を合わせ、煙が広がる前に捕集できる高さ・形状にします。給気が鉄板へ強く当たると煙が乱れるため、吹出し位置を調整します。
ファン、ダクト、フィルター、清掃口、点検経路まで設計し、日常清掃と定期メンテナンスを可能にします。
裏厨房の役割
搬入、冷蔵、下処理、食器洗浄、炊飯、揚げ物を裏厨房へまとめます。客前では最終調理に集中できるよう、仕込みと洗浄の音・臭い・ごみを分離します。
冷蔵・食材補充
鉄板下や背面の冷蔵庫は歩数を減らしますが、扉開閉と通路を確認します。営業中の補充が客席から目立たず、温度管理を崩さない経路を作ります。
ドリンク・食器・収納
グラス、酒、器、調味料、タオル、清掃用品を使用頻度で配置します。見せる器と隠す在庫を分け、配線・ごみ・洗剤が客席から見えないようにします。
熱・油・安全
油はね範囲、鉄板周辺温度、取手や鍋の動き、通路への飛び出しを実寸で確認します。床は滑りにくく清掃しやすい材料とし、火気周辺は防熱・不燃条件を確認します。
照明と見え方
食材、炎、職人の手元が主役になる照明を設計します。フードによる影、客席への眩しさ、反射を調整し、清掃時に必要な明るさも確保します。
賽が図面で確認すること
鉄板・フードの中心、職人の可動域、食材補充、配膳、下げ膳、洗浄、冷蔵、ドリンク、収納、給排気、空調、ガス・電気、メンテナンス経路を確認します。
FAQ
鉄板を客席から見せない設計も可能ですか?
はい。業態に合わせて厨房内へ配置し、客席の臭い・熱を抑える構成も検討できます。
既存カウンターを使えますか?
寸法、強度、防熱、設備、排煙が合えば活用できる場合があります。
カウンター造作だけ依頼できますか?
可能です。ただし鉄板・フード・配管との取り合いを確認して設計します。
まとめ
鉄板焼き屋は、職人の演出と排煙・熱・油対策を同じレイアウトで解決することが重要です。株式会社賽ではカウンター造作から厨房・設備・内装まで全国対応します。
※寸法は計画目安です。建物、機器、法令条件に応じて個別に設計してください。
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