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ラウンジ・キャバクラ・クラブ開業までの流れ|物件・風俗営業許可・内装工事

執筆者の写真: 株式会社 賽
株式会社 賽
4 日前
読了時間: 14分

ラウンジ、キャバクラ、接待を伴うクラブなどを開業する場合、一般的な飲食店とは異なる確認が必要です。

特に重要なのが、店舗の営業方法です。

「ラウンジ」「クラブ」といった名称だけで必要な許可が決まるわけではありません。

従業員がお客様の隣に座って継続的に会話する、お酌をする、一緒にカラオケを歌うなど、実際の接客内容が「接待」に該当する場合は、原則として風俗営業許可が必要になります。

さらに、風俗営業は出店できる地域や店舗の構造・設備に基準があります。

物件を契約してから営業できないことが分かると、出店計画そのものを変更しなければならない可能性があります。


この記事の結論

ラウンジ・キャバクラ・クラブの開業では、物件を契約する前に、接待の有無、必要な営業許可、用途地域、周辺施設、建物の使用条件を確認することが重要です。

風俗営業許可が必要な店舗では、客室の面積、店内の見通し、照度、出入口、個室・間仕切りなども審査対象になります。


物件、行政手続き、図面、内装工事を別々に進めず、営業内容を決めた段階から専門家と施工会社へ相談することが、手戻りを防ぐポイントです。


開業前に確認したい重要項目

確認項目

主な内容

営業方法

接待、遊興、飲食、営業時間

必要な手続き

風俗営業許可、飲食店営業許可など

用途地域

風俗営業が可能な地域か

周辺施設

条例上の保護対象施設と距離

建物・契約

業態、営業時間、看板工事が認められるか

客室

面積、区画、見通し、出入口

照明

必要照度を維持できる設備か

個室・VIP

間仕切り、施錠、見通し

消防

避難経路、誘導灯、消防設備

設備

給排水、電気、換気、空調、音響

防音

店外・上下階・隣接店舗への音漏れ

スタッフ動線

キャスト、ホール、ドリンク、バックヤード

ラウンジ・キャバクラ・クラブ開業の流れ

一般的には、次の順番で進めます。

  1. 店舗コンセプトと営業方法を決める

  2. 必要な許可・届出を確認する

  3. 事業計画と開業予算を作成する

  4. 出店エリアと候補物件を探す

  5. 契約前に立地・物件・設備を調査する

  6. 警察署・保健所・消防署などへ事前相談する

  7. レイアウト・図面・見積りを作成する

  8. 物件を契約する

  9. 風俗営業許可などの申請を進める

  10. 内装・設備工事を行う

  11. 各種検査・確認を受ける

  12. 採用・料金・集客などの準備を行う

  13. 必要な手続きが完了してから営業を開始する

行政手続きには審査期間が必要です。物件契約や工事のスケジュールと調整しながら進めましょう。


① コンセプトと営業方法を決める

最初に、どのような店舗を営業するのかを具体化します。

  • 想定するお客様

  • 客単価

  • 席数

  • カウンター席・ボックス席の割合

  • VIPルームの有無

  • キャスト・スタッフの人数

  • 営業時間

  • 酒類・料理の内容

  • カラオケや音響設備

  • 接待を行うか

  • ダンスやショーなどの遊興を提供するか

  • 同伴・指名などの営業システム

  • 店舗として表現したい雰囲気

この段階で、実際の接客内容を行政書士や管轄警察署へ説明し、必要な許可を確認します。


② 「接待」に該当するか確認する

風営法上の「接待」とは、一般的に歓楽的な雰囲気を醸し出す方法によってお客様をもてなすことを指します。

具体的には、営業実態によって次のような行為が接待と判断される可能性があります。

  • 特定のお客様の近くで継続的に会話する

  • お客様の隣に座って酒類を提供する

  • お酌をする

  • 一緒にカラオケを歌う

  • 手拍子や褒めはやしなどで歌唱を盛り上げる

  • 特定のお客様とゲームなどを行う

  • 身体的な接触を伴うサービス

一方、カウンター越しに注文を受け、通常の飲食店と同様に短時間の会話や酒類提供を行うだけであれば、直ちに接待へ該当するとは限りません。

ただし、店舗名称ではなく、接客の内容・時間・距離などを含む実態から判断されます。

「ラウンジだから風俗営業許可が必要」「クラブという名前だから不要」といった自己判断は避けましょう。


③ 必要になる可能性がある許可・届出

営業内容によって、主に次の手続きが関係します。

風俗営業1号の許可

接待を伴って飲食させるキャバクラ、接待型ラウンジ、クラブなどは、一般的に風俗営業1号の許可が必要です。

風俗営業許可は届出ではなく、公安委員会による許可です。申請しただけでは営業を開始できません。


飲食店営業許可

酒類、料理、飲み物を調理・提供する場合は、原則として管轄保健所の飲食店営業許可が必要です。

深夜における酒類提供飲食店営業の届出

接待を行わず、午前0時以降に酒類の提供を中心として営業する場合は、深夜酒類提供飲食店営業の届出が必要になる可能性があります。

風俗営業許可と深夜酒類提供飲食店営業の届出は、単純に両方を取得すれば好きな時間まで同じ営業方法で営業できるというものではありません。

接待の有無と営業時間を整理し、営業方法に適した手続きを確認する必要があります。

特定遊興飲食店営業許可

深夜に酒類を提供しながら、ダンス、ショー、ライブなどの遊興を提供する場合は、特定遊興飲食店営業に該当する可能性があります。

必要な手続きは、管轄警察署や風俗営業を専門とする行政書士へ確認しましょう。


営業形態による違い

営業形態

主な手続きの可能性

接待を伴うキャバクラ・ラウンジ

風俗営業1号許可

接待を行わないバー・ラウンジ

飲食店営業許可

接待なしで深夜に酒類中心の営業

深夜酒類提供飲食店営業の届出

深夜に酒類と遊興を提供

特定遊興飲食店営業許可の可能性

酒類・料理を調理して提供

飲食店営業許可

※実際の判断は店舗名称ではなく、営業内容・時間・接客方法などによって行われます。


④ 事業計画と開業予算を作成する

ラウンジ・キャバクラ・クラブの開業では、内装・設備以外にも次の費用が必要です。

  • 物件取得費

  • 敷金・保証金・礼金

  • 内装・設備工事費

  • 解体・撤去費

  • ボックス席・カウンター・VIPルームの造作

  • 照明・音響・防音設備

  • 空調・換気設備

  • 厨房・ドリンク設備

  • トイレ・バックヤード

  • 看板・サイン

  • 家具・什器

  • 許可申請に関する費用

  • 求人・研修費

  • 酒類・備品の仕入れ

  • 広告・集客費

  • 開業後の運転資金

高級感を出すために内装へ予算を使いすぎると、採用、広告、仕入れ、開業後の家賃などが不足する可能性があります。

来店人数、客単価、席数、回転数、キャスト・スタッフ数などから売上と支出を試算しましょう。

⑤ 出店できる地域を確認する

風俗営業は、どの場所でも許可を取得できるわけではありません。

都道府県条例などにより、用途地域や周辺施設との距離について制限があります。

物件契約前に確認したい項目は次のとおりです。

  • 都市計画上の用途地域

  • 都道府県条例による営業可能地域

  • 学校、病院、図書館、児童福祉施設などとの位置関係

  • 対象施設からの距離

  • 建物の用途

  • 賃貸借契約で業態が認められているか

  • 建物管理規約

  • 営業時間に関する制限

  • 看板・音響・防音工事の可否

保護対象となる施設の種類や距離は地域・条例などによって異なります。

物件情報に「バー可」「飲食店可」と記載されていても、風俗営業まで認められるとは限りません。

⑥ 物件契約前に現地調査を行う

候補物件が見つかったら、契約前に行政上の立地調査と、施工会社による現地調査を行います。


株式会社賽の現場チェック

株式会社賽では、候補物件について、主に次の部分を確認します。

  • 店舗の形状・面積

  • 客室として使用できる範囲

  • 既存の間仕切り・個室

  • 出入口・避難経路

  • 店内の見通し

  • 天井高

  • 既存の照明・調光設備

  • 電気容量・分電盤

  • 給排水・給湯設備

  • ドリンク場・洗い場

  • 空調・換気設備

  • 防音・音響設備

  • 消防設備

  • トイレ・バックヤード

  • 看板を設置できる範囲

  • 居抜き設備の再利用

  • 希望する席数を配置できるか

  • 予算内で工事できるか

行政上の営業可否や必要な許可については、管轄警察署や行政書士などへ確認しながら進めます。


⑦ 風俗営業許可を考慮したレイアウトをつくる

風俗営業許可では、客室の広さ、区画、見通し、照明などに構造設備上の基準があります。

主な確認項目には、次のようなものがあります。

  • 客室の床面積

  • 客室内部の見通し

  • 外部から客室内部が容易に見えない構造

  • 善良な風俗を害するおそれのある装飾の有無

  • 必要な照度を維持できる照明設備

  • 客室の出入口・施錠設備

  • 騒音・振動への対策

客室が複数ある場合は、洋室・和室の別などに応じて、それぞれに最低面積の基準が適用される場合があります。客室が1室だけの場合の取り扱いも含め、計画を管轄警察署などへ確認します。

壁、造作家具、背の高いソファ、カーテンなども、位置や高さによって「見通しを妨げる設備」と判断される可能性があります。

⑧ ボックス席・カウンター・VIPルームを計画する

ナイトワーク店舗では、客席数だけでなく、接客方法とスタッフの動きを考えて配置します。

ボックス席

  • お客様とキャストが座りやすいか

  • テーブル上にドリンクや備品を置けるか

  • スタッフが提供・片付けを行いやすいか

  • 隣席との距離や視線

  • 通路・避難経路を確保できるか

  • 店内の見通しを妨げないか

カウンター

  • ドリンクを作る場所との距離

  • ボトル・グラスの収納

  • シンク・製氷機・冷蔵庫

  • 会計場所との関係

  • スタッフ同士が移動できるか

  • お客様から見せたくない作業を隠せるか

VIPルーム

VIPルームや個室は、完全に壁で囲えばよいわけではありません。

  • 客室面積

  • 店内の見通し

  • 扉・施錠設備

  • 照明

  • 空調・換気

  • 消防設備

  • 避難経路

  • スタッフから確認できるか

これらを確認しながら計画します。

⑨ 照明・調光設備を計画する

ラウンジやキャバクラでは、間接照明や調光器を使用して、非日常的な雰囲気を演出することがあります。

ただし、風俗営業許可では、営業所内の照度を一定以下にできない構造・設備が求められます。

調光器を設ける場合は、操作によって基準未満まで暗くできないか確認が必要です。


照明計画のポイント

  • 客席に必要な明るさを確保する

  • 顔やドリンクが自然に見える

  • ミラー・光沢素材への映り込み

  • テーブル上に強い影をつくらない

  • 間接照明と基本照明を分ける

  • 非常時の避難に必要な照明

  • メンテナンス・交換のしやすさ

デザイン性と許可基準を両立できるよう、図面と照明仕様を確認します。

⑩ 音響・防音・振動対策

カラオケや音響設備を使用する場合は、店内の聞こえ方だけでなく、隣接店舗や上下階への影響も考えます。

  • スピーカーの位置

  • 壁・天井・床の構造

  • 扉や窓からの音漏れ

  • 低音による振動

  • 空調・換気口からの音漏れ

  • 営業時間

  • 建物管理規約

  • 近隣住宅との距離

「吸音」と「遮音」は目的が異なります。

壁に吸音材を貼るだけで、店外への音漏れを十分に防げるとは限りません。物件構造と音響設備を確認し、必要な対策を検討します。

⑪ 空調・換気設備を計画する

ラウンジやキャバクラでは、お客様とスタッフが長時間滞在し、照明や音響機器からも熱が発生します。

個室や間仕切りを増やすことで、空調・換気が届きにくくなる場合もあります。

確認する項目は次のとおりです。

  • 店舗面積・収容人数

  • 営業時間

  • 照明・音響機器からの発熱

  • 個室・VIPルーム

  • 空調の吹出口・吸込口

  • 給気・排気設備

  • 臭い・たばこ対策

  • 室外機の設置条件

  • 既存空調の能力・年式

満席時の店内環境を想定して設備を計画しましょう。

⑫ 内装・設備工事を行う

主な工事内容は次のとおりです。

  • 解体・撤去

  • 床・壁・天井工事

  • ボックス席・ベンチの造作

  • カウンター・ボトル棚

  • VIPルーム・間仕切り

  • 電気・照明・調光設備

  • 音響・防音工事

  • 給排水・給湯工事

  • ドリンク場・洗い場

  • 空調・換気設備

  • トイレ

  • バックヤード・更衣室

  • 消防設備に関する工事

  • 看板・サイン

許可申請後に店舗の構造・設備を変更すると、図面の修正や追加手続きが必要になる可能性があります。

申請図面と実際の施工内容が一致するよう、行政書士、施工会社、設備業者で情報を共有することが重要です。


⑬ 検査・確認後に営業を開始する

工事完成後は、必要に応じて保健所、警察、消防などの確認を受けます。

風俗営業許可が必要な場合、許可が出る前に接待営業を開始することはできません。

オープン日を先に決めすぎず、審査、補正、工事変更などの可能性を考慮してスケジュールを組みましょう。


開業で起こりやすい失敗

物件を先に契約する

用途地域や保護対象施設の問題によって、風俗営業許可を取得できない可能性があります。

店名だけで営業区分を判断する

ラウンジやクラブという名称ではなく、実際の接待・遊興・営業時間から判断されます。

許可と内装を別々に進める

申請図面と完成した店舗が一致せず、工事変更や図面修正が必要になる場合があります。

個室や高いソファを先に決める

見通しや客室区画の基準に影響する可能性があります。

調光器で暗くしすぎる

営業時に基準未満の照度へ下げられる設備は、問題になる可能性があります。

防音と空調を後から検討する

音漏れや店内温度の問題が営業開始後に判明すると、大規模な追加工事が必要になる場合があります。

居抜きだからそのまま営業できると思い込む

前テナントと営業者・営業方法が異なれば、改めて必要な許可や設備確認を行う必要があります。


株式会社賽が対応できること

株式会社賽では、ラウンジ、キャバクラ、クラブなど、ナイトワーク店舗の内装・設備工事に対応しています。

  • 物件探し契約前の現地調査

  • 店舗レイアウト・内装デザイン

  • 申請に関連する店舗図面・求積図の作成サポート

  • ボックス席・ベンチの造作

  • カウンター・ボトル棚

  • VIPルーム・間仕切り

  • 電気・照明・調光設備工事

  • 音響・防音工事

  • 給排水・給湯工事

  • ドリンク場・洗い場

  • 空調・換気設備工事

  • トイレ・バックヤード

  • 消防設備に関する工事

  • 看板・サイン工事

  • 居抜き店舗の改装

  • 開業後の修理・設備対応

行政上の営業可否、営業区分、許可申請については、管轄警察署や行政書士などの専門家と確認しながら計画します。

株式会社賽は行政手続きの許可取得を保証するのではなく、確認した構造・設備条件を実際の図面と内装工事へ反映する役割を担います。


賽のナイトワーク店舗施工

株式会社賽では、クラブやホストクラブなど、ナイトワーク店舗の施工実績があります。

ナイトワーク店舗では、高級感のあるデザインだけでなく、スタッフの動線、ドリンク提供、照明、空調、音響、トイレ、バックヤードなど、営業時の使いやすさが重要です。

実際の施工写真を掲載する場合は、次のように施工内容も添えます。

ボックス席からドリンク場までの動線を確保しながら、間接照明と光沢のある素材を組み合わせ、営業時に奥行きと高級感を感じられる空間へ仕上げました。

写真だけでなく施工意図を説明することで、賽が実際に対応できる内容を伝えられます。

大阪を拠点に全国対応

物件と営業内容を確認し、必要な内装・設備工事をご案内します。


まとめ|物件契約前に営業区分を確認しましょう

ラウンジ、キャバクラ、クラブの開業では、店舗名称だけで必要な許可を判断できません。

  • 接待の有無

  • 遊興の有無

  • 営業時間

  • 用途地域

  • 保護対象施設

  • 客室面積

  • 店内の見通し

  • 照明

  • 個室・間仕切り

  • 消防・防音・空調

これらを確認しながら、物件、行政手続き、図面、内装工事を進める必要があります。

ラウンジ・キャバクラ・クラブの開業、移転、改装をご検討の方は、物件を契約する前に株式会社賽までご相談ください。

物件資料や図面を確認し、内装・設備工事の視点から、開業までに確認すべき項目を整理します。


よくあるご質問

Q. ラウンジには必ず風俗営業許可が必要ですか?

店舗名称だけでは判断できません。接待の有無、営業時間、遊興の内容などによって必要な手続きが変わります。管轄警察署や行政書士へ確認しましょう。

Q. キャバクラは深夜酒類提供の届出だけで営業できますか?

接待を伴う営業は、一般的に風俗営業許可が必要です。深夜酒類提供飲食店営業の届出だけで接待営業を行えるわけではありません。

Q. 物件を契約する前でも相談できますか?

はい。用途地域などの行政上の確認とあわせて、客室、設備、消防、空調、防音などを確認するため、契約前のご相談をおすすめしています。

Q. 居抜き物件ならすぐ営業できますか?

既存設備が残っていても、新しい営業者・営業方法に必要な許可や検査が必要です。設備や図面が現在の基準に合っているかも確認します。

Q. VIPルームや個室もつくれますか?

はい。ただし、客室面積、見通し、施錠、照明、空調、消防などの確認が必要です。許可条件と照らし合わせながら計画します。

Q. 風俗営業許可の図面も相談できますか?

店舗平面図や求積図など、施工・申請に関連する図面作成をサポートします。許可申請や営業区分の最終判断は、管轄警察署や行政書士などへ確認します。

Q. 大阪以外でも工事を依頼できますか?

はい。株式会社賽では大阪を拠点に、全国の店舗内装・設備工事へ対応しています。所在地、営業内容、工事内容、開業時期を確認して対応方法をご案内します。


※本記事は、ラウンジ・キャバクラ・クラブの開業に関する一般的な情報を紹介するものです。必要な許可、営業可能地域、保護対象施設、構造設備基準、営業時間などは、営業内容、所在地、条例、建物によって異なります。実際の営業可否や許可申請は、管轄警察署、保健所、消防署、行政書士などへご確認ください。

 
 
 

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